3年生理科WEB授業その⑨「塩化銅水溶液の電気分解その2」
2020年5月1日 15時45分3年生のみなさん、こんにちは。
5月になりました。今日は気温がすごく上昇しましたね。
さぁ、今日もイオンの学習を始めていきます。
先日の塩化銅の電気分解の続きです。
教科書14ページを開けてください。学校では授業の中で写真のように行っていきます。
教科書15ページのようなビーカーを用いての実験映像については、
下記のリンク先から「scene 03 電解質の水溶液に電流を流すと?」をクリックして見ていただくと
よりリアル感が伝わってきます。
【NHK for school 10min ボックス 理科1分野「水溶液とイオン」】
さて、上記の実験結果のように、陽極に塩素が、陰極に銅が発生します。
化学反応式で表すと
CuCl2→Cu+Cl2
となります。
先日までに行った電離式と何がどう違うのかということが疑問で残りますよね。
そこで説明のためのアイテムがイオンモデルなのです。
教科書25ページを開けてください。
簡単に言うと、
【電流を流していない状態】電離:CuCl2→Cu2++2Cl-
【電流を流した状態】電気分解:CuCl2→Cu+Cl2
ということです。
頭の中が「???」といった状態でしょうか。
さて、実際にイオンモデルで説明します。
電流を流すと②スライドのように
【陽極】2Cl-→Cl2+2e-
となります。
この電子が陰極へと移動し、スライド⑤⑥のように、
【陰極】Cu2++2e-→Cu
となります。
要するに、塩化物イオンの電子が排出され、塩素になります。
その電子を銅イオンが受け取り、銅ができるということです。
このように、電気分解の仕組みは、
イオンと電極との間で起こる電子の受け渡しによって説明することができます。
少しずつ難しくなってきましたね。
連休明けには、第2章「化学変化と電池」に入っていきます。
この連休中に、サイエンスマスターを目指してノートにガンガンに練習していってください。
何度も言いますが、覚えないといけないし、覚えたら高校入試だけでなく、
今後の生活に役立ちます。頑張ってくださいね。応援しています。