2年生 道徳の学習の時間 ~心を耕す時間~
2021年2月12日 17時32分本日の道徳は、「愛ある愛媛の道徳」より、「和釘に込めた千年のいのち」と題し、白鷹幸伯さんの生き様から、勤労の尊さについて考えました。
松山市出身の白鷹さんの家業は鍛冶屋さんでした。
若いころは家業を継がず、別の目標に向かって生活していました。
しかし、実家を継いでいた兄が亡くなったことや宮大工の棟梁との出会い、古代の大工道具の魅力にとりつかれたことなどが白鷹さんの背中を押し、故郷に帰り鍛冶屋さんを継ぐことになります。
そのようなある日、宮大工の棟梁からの紹介で、薬師寺西塔の再建に向けて、和釘7000本の注文がありました。
棟梁から「千年はもつ建物を作るのが自分の役割だ。それを支えるには千年もちこたえる釘でなければならない」と言われ、研究を重ねながら和釘を作っていきます。
物語の最後に、「私は腕が未熟でまだまだ雑な鍛冶です。これからも打って、打って腕を磨かないかんですね。」という言葉がありました。
白鷹さんの生き様には、自分の仕事に誇りと責任をもち、社会に貢献しようとする姿がありました。
2年生のみなさんも、今年度職場体験学習を行いました。「働くとは何か?」「自分と社会の関わり方はどうあるべきか?」など、改めて大切なことを考える授業となりました。