淡路ヶ峠で大地の歴史を感じてみよう!

2021年3月31日 08時00分

 新2年生、新3年生のみなさん。本日は淡路ヶ峠でみられる岩石
を紹介します。1年生の理科で学習した「大地の変化」の復習にも
なるので、よく見ておきましょう。なお、淡路ヶ峠に登る際には、
保護者の方と一緒に登りましょう。

 

 坊ちゃんコースを登っていくと、鉄塔のところへ着きます。地面
に岩が見えているので、近くの道沿いで岩石がよく見える露頭(ろ
とう)を探してみましょう。

   坊ちゃんコース入口       鉄塔の所

 

 近くに露頭があったので、転がっている石の角をハンマーでたた
いてみました。(登山者がたくさんいるので、生徒のみなさんは岩石
をハンマーでたたいてはいけません。)
岩石の断面に砂粒が見えるので砂岩だと分かります。(写真右下)

     砂岩の露頭       岩石の断面の砂粒が分かるかな?

 

 堆積岩だと分かったので、地層が見えるところを探してみました。
右(南)の方向に地層が傾いているのが分かりますか?。

 淡路ヶ峠でみることのできる地層は、中生代に海で堆積した土砂が岩
石となったものです。大阪府の和泉山脈から松山市まで300kmも続
いている和泉層群(いずみそうぐん)という地層です。道後ではアンモ
ナイトの化石も発見されています。中生代に海で堆積した地層を観察で
きるなんて、悠久の時の流れを感じることができますね。