「四国コンテンツ映像フェスタ2021」の審査会と表彰式がありました。
2022年1月28日 18時41分今年度、3年生の生徒会役員や有志を募り「四国コンテンツ映像フェスタ2021」に2つの作品を応募しました。
①作品タイトル『信じよう「ことば」の力』
私たちは、松山市立桑原中学校生徒会の3年生です。今回、「桑原から元気贈り隊」として映像を作りました。新型コロナウィルス感染症の影響で、学校が臨時休業になったり、学校が再開しても分散登校だったりと、なかなか学校生活が元通りには戻らない状況が続いていました。世の中全体が、その現状を思い悩んだり残念がったりする雰囲気が漂っていました。しかし、私たちは今までの学校の学習を通して、自己中心的な考え方をせずに人を思いやることの大切さも学んでいます。そして、メディアからは医療現場がひっ迫している報道が毎日流れていました。何かできないか、人として何か行動できないか、そんな思いが沸き上がり、生徒会の3年生で話をしてきました。その思いをことばに表し、先生から映像化できるアドバイスを受け、今回の映像が出来上がりました。皆さん、当たり前の反対語は何か知っていますか。当たり前の反対は、当たり前じゃないことです。当たり前じゃないことは、有りがたしこと、つまりありがたいことです。これは、本校の安永校長先生が私たちに教えてくださったことです。まさに、医療従事者の方々の頑張りは、当たり前じゃなくありがたいことなんです。その熱い思いを映像で伝えたいと思いました。
作品タイトル『I'm from Kuwabara.』
私たちは、松山市立桑原中学校3年生の有志です。今回、「桑原のいいとこ伝え隊」として映像を作りました。私たちの生活も国際化が進んで国際交流や国際協調の必要性が高まっており、外国人とのコミュニケーションが多くなりました。そこで、私たちは外国の方にも桑原のいいところを伝えようと考えました。
本校の正門から校舎までには「まてばしいの坂」という200mの坂があります。その坂を上がると松山平野が一望できます。まずは、この坂の紹介をしました。次に本校の東側には「淡路ヶ峠(あわじがとう)」があり、校歌にもその名が刻まれている標高273mの山があります。山頂から見渡す松山平野や瀬戸内海は絶景であり、桑原地区の身近なハイキングコースとして親しまれています。四百年程前に道後湯築城の砦があり、その城主は林淡路守通起という人だったことから淡路ヶ峠と呼ばれるようになりました。これらの2つは、日本人だろうが外国人だろうが、珍しいと感じたり、すばらしいと感じたりすることは、どちらも同じ感情があると思います。そのことを表現しながら、我がふるさと桑原を自信と誇りをもって紹介しようと思いました。淡路ヶ峠には続きがあります。林淡路守通起の11代目の子孫は初代内閣総理大臣の伊藤博文です。
昨年11月にはWEB投票で、保護者の皆様、生徒の皆さん、地域の皆様の御力添えをいただき、「最終審査対象作品」にノミネートされました。そして、令和4年1月28日(金)開催された最終審査(上映審査会)において、『信じよう「ことば」の力』は審査柔軟枠で「コロナに負けるな賞」、『I’m from kuwabara.』は小・中学生部門で「優秀賞」を受賞しました。生徒の皆さん、保護者の皆様、そして地域の皆様の御協力と御支援の賜物です。本当にありがとうございました。