2年生 道徳の学習の時間 ~心を耕す時間~

2022年6月30日 11時00分

今週水曜日の4校時、道徳の授業がありました。

題材は「国境なき医師団・貫戸朋子」です。

今から約30年前、紛争が起きている地域に日本人医師として初めて、「国境なき医師団」の一員として派遣された方のお話です。

ある時、緊急搬送された小さな子どもがいました。

酸素ボンベで呼吸を確保していましたが、容体が非常に悪く、貫戸医師は助かる見込みがないと判断しました。紛争中で物資が乏しく、酸素ボンベも足りません。そこで、酸素ボンベを外そうとすると、近くにいた看護師が外してはダメだというジェスチャーをしています。

葛藤の中、貫戸医師は酸素ボンベを外します。

この行為が本当に正しかったのか、それとも・・・

世の中には何が正解で何が間違いか、難しい判断に迫られることがあります。

この授業を通して、命とは何かを深く考えるきっかけとなりました。