3年生理科WEB授業その⑬「化学変化と電池その2~イオンモデルを用いて~」

2020年5月18日 10時10分

3年生のみなさん、こんにちは

今日は、WEB授業その⑪の続きに入っていきます。

この電池の分野は、今週の家庭学習の範囲に入れていましたね。

予習も兼ねて、視聴してくださいね。

教科書28ページから31ページに入ります。

まず、電池の定義です。

電池=2種類の金属板+電解質水溶液

⇒化学変化によって電流を取り出すしくみ

29ページの実験を含め、下記のNHK10minを参考にしてください。

NHK10min 理科1分野「水溶液とイオン」

「scene 05 炭電池のしくみは?」~「scene 08 最初の電池「ボルタの電池」」

 

さて、教科書の32ページから33ページに入ります。

電池の中で起こる変化をイオンモデルを使って考えていきます。

それでは、一般的にボルタ電池と呼ばれる

銅板と亜鉛板とうすい塩酸を用いた電池で説明していきます。

 

ボルタ電池とは…

 

「イタリアの物理学者、ボルタが考えた一次電池である。 1794年に発明されたボルタ電堆を改良したもので、1800年に発明された。」

 

①まず、塩酸が水素イオンと塩化物イオンに電離しています。

亜鉛板が溶け出し、亜鉛イオンになり、電子が+極となる銅板に移動します。

Zn→Zn2++2e(この場合のe-は電子1個を表します。)

③亜鉛板の-極から銅板の+極まで電子が移動することで、オルゴールが鳴ります。

④銅板に水素イオンが吸い寄せられる。

⑤そして、水素イオンが電子を受け取る。

⑥水素イオンが水素原子になる。

⑦そして、水素が分子を構成する。

⇒④~⑦をまとめると、

2H++2e→H2

すごく難しそうに見えるのですが、

電池は2種類の金属板で電子を交換することで、

電流が流れると覚えておくと良いですね。

ここで、疑問が出てくると思うのですが、

どの金属板が+極、-極になるのかということですね。

そのことについては、次回のWEB授業⑭で講義しますね。

【教科書30ページ「イオン化傾向」参照】

 それでは、次回のWEB授業でお会いしましょうね