3年生理科WEB授業その⑭「化学変化と電池その3『【発展学習】イオン化傾向』」

2020年5月19日 09時50分

3年生のみなさん、こんにちは

今日は、WEB授業その⑬の続きに入っていきます。

実際に学校で授業ができない状況が続いていて、

自分自身で勉強するのが大変だと思います。

このWEB授業が少しでもお役に立てれば嬉しいです

この電池の分野は、今週の家庭学習の範囲に入れていましたね。

予習も兼ねて、視聴してくださいね。

 

前回のボルタ電池の復習です。

①まず、塩酸が水素イオンと塩化物イオンに電離しています。

亜鉛板が溶け出し、亜鉛イオンになり、電子が+極となる銅板に移動します。

Zn→Zn2++2e(この場合のeは電子1個を表します。)

③亜鉛板の-極から銅板の+極まで電子が移動することで、オルゴールが鳴ります。

④銅板に水素イオンが吸い寄せられる。

⑤そして、水素イオンが電子を受け取る。

⑥水素イオンが水素原子になる。

⑦そして、水素が分子を構成する。

⇒④~⑦をまとめると、

2H++2e→H2

さて、この上記のボルタ電池の場合、

亜鉛板(Zn)が-極に、銅板(Cu)が+極になります。

また、教科書34ページにありますように、

アルミニウム板(Al)と銅板(Cu)を使用すると、

アルミニウム板(Al)が-極、銅板(Cu)が+極になります。

なぜこのような現象が起こるのでしょうか?

金属によって、イオンのなりやすさには差があります。これをイオン化傾向と言います。

教科書30ページを開けてください。

下記のスライドにて説明します。

実際の授業でも使います。

(わかりやすいように6枚にまとめました。)

 

イオンの学習は、今回のイオン化傾向【教科書30ページ】同様に

【教科書24ページ】下記の赤字のリンク先をクリック

3年生理科のWEB授業その⑤【発展学習】「原子からなぜイオンに変身するのか?(陽イオン編)」

3年生理科のWEB授業その⑥【発展学習】「原子からなぜイオンに変身するのか?(陽イオン&陰イオン編)」

【教科書25ページ】下記の赤字のリンク先をクリック

3年生理科WEB授業その⑨「塩化銅水溶液の電気分解その2」

のように発展学習(実際には高校生の化学で習う)がいくつかあるのですが、

このこともおさえた上でイオンの学習に入ると楽しいです

次回は電池の種類「一次電池と二次電池」に入っていきますね。

それでは、次回のWEB授業で会いましょう!

 

下記のリンク先の動画を見て、家庭学習に役立ててください

NHK10min 理科1分野「水溶液とイオン」

eboard 中学3年理科「電池」