本日3年生のある学級で道徳の研究授業を行いました。
道徳の時間では、自分の考えを遠慮なく伝え合い、認め合う授業を目指しています。
今日の授業でも、「〇〇さんの意見と同じで〇〇だと思います」「〇〇さんの意見に共感しました」「自分には〇〇さんの〇〇という考え方がなかったので、違う視点をもつことができました」など、他者に共感的な姿勢を示しながらも、自分の意見を堂々と伝える姿に感心しました。
その後も様々な意見が出て、そのひとつひとつの言葉に「よりよく生きていきたい」という姿勢・エネルギーを感じることができました。本当に素晴らしいと思いました。
「主体的・対話的で深い学び」を実現するために、これからも「みんな」で道徳の授業をつくっていきたいと思います。「心で勝負!!桑原中学校」
「あなたならどうしますか」という教材で授業を行いました。
正人と葉月の二人が直面したいじめの場面から、「いじめはなぜおきるのか」について考えました。
いじめをなくすためにはひとりひとりの自覚と心の成長も必要であることを学習しました。
どんなときも、温かい心で周りの人たちに接することができる人でありますように。
本日の4校時に道徳の授業を行いました。
題材は「卒業文集最後の二行」です。
ある学級にT子さんという児童がいました。
そのT子さんに対して、学級の児童が「いじめ」ともとれる言動をし続けます。
T子さんが書いた卒業文集の最後の二行に・・・
「わたしが今いちばん欲しいものは母でもなく、本当のお友達です。」という言葉がありました。
その言葉を見て、T子さんに対して、他の児童と同様に悪態をついていた主人公は涙を流します。
悪意のあるいじめに対し、みんなが手をつなぎ立ち向かっていく。
大切なことに気付かされた授業でした。
本日の4校時に道徳の授業を行いました。
題材は「最後の体育祭」です。ちょうど本日より学年練習が始まりましたので、タイムリーな教材でした。
準備係を務める主人公は、練習の疲れがたまっている中で競技に使う道具を準備していました。
正直、「面倒だな」と思いながら準備を進めていたので、自分の係の仕事を他人に任せたり、準備すべきものを忘れたり・・・いざ本番を迎えても、自分が担当する道具の配置を忘れてしまいます。
「しまった」と思い、自分が行くはずだった場所を見ると、同じ準備係の友人が自分の代わりに仕事をしてくれていました。その友人は、周囲を見ながら必要な仕事を責任をもってこなします。
その姿を見ながら、主人公は自分の行動や考え方を振り返ります・・・
それから、主人公は自分に与えられた仕事をしっかりとこなします。
競技も順調に進み、観客からは大きな拍手。すがすがしい気持ちになります。
この授業を通して、自分に与えられた役割をしっかりと果たしていく重要性に気付くことができました。
3年生とっては、今度の体育大会が最後になります。
みんなが笑顔で楽しめるものになるように、各自が自分の役割を果たし、思い出に残る大会にしてほしいと思います。
4校時の道徳では「たすきとポンポン」という題材で考えを深めました。この話は、2年生で
応援団のクラス代表になったら、3年生では応援団長をするのが慣習になっている。今回、男子
1名と女子2名が応援団かチアリーダーになる。私は友達から一緒にチアリーダーにと誘われて
いるが、どうしても応援団をしたい。「役割って、性別で決まるのだろうか」という内容でした。
生徒からは、みんなから望まれた人にしてほしいとか、男女関係なく応援団ができる人がする
のが良いと思うなど、多くの考えが出されました。
1年生の道徳の授業を取材しました。
「富士山を守っていくために」という題材で授業を行いました。
富士山が世界文化遺産に登録された意義について考えた後、人が自然と関わりながら
身の回りにあふれる自然に目を向け、自然にどのように向き合い、自然と
どのように関わるのかという考えを深めることができました
今日の道徳は「清掃はやさしさ」という題材で考えを深める時間をとりました。
この話は、羽田空港で清掃員として働く新津春子さんが自身の体験を通して、清掃に対
する心の持ち方やプロとしての矜持について考えさせられる内容でした。
生徒は班での意見交換を通して、形だけではなく心をこめて清掃することが大切だと考
えたようです。
あるクラスの道徳の授業の取材にいきました。
そこではお互いの意見を尊重し合うことのできる温かい雰囲気が広がっていました
普段からの学級の雰囲気作りが上手にいっているからこその温かさなのだと感銘を受けました
今日の道徳の内容は、「災害の1日前に戻れるとしたら、あなたは何をしますか。」と
いうものでした。
教材と体験をもとに、危険を回避するために必要なことについて考え、安全への配慮として
すべきことについて理解を深めることができました。
本日の4校時に道徳の授業を行いました。
題材は「ハゲワシと少女」です。
今から30年ほど前、アフリカのスーダンでは、国内の内戦が続き、戦闘に巻き込まれる人も多く、非常に不安定な国内の状況でした。また、食料不足から数十万人が飢餓に苦しんだと言われています。
そのような中、食料の配給センターの近くでうずくまる少女。その少女に向かって、ハゲワシが舞い降り、少女に近付いてくる・・・
その様子を現地入りしているカメラマンが撮影し、その後声を上げてハゲワシを追い払いました。
このカメラマンの行動について、また、「かけがえのない命を守る」ことについて考える、心揺さぶられる内容でした。
3年生は真剣な態度で授業に臨み、他者の意見を聞きながら自分の考えを深めていました。2学期も「心を耕す道徳の時間」を大切にしていきたいと思います。
本校の教職員が一丸となって道徳の授業力向上を目指して研修を深め、学級担任が毎時間道徳の教材を通して(主に教科書の教材)、道徳の内容項目の価値にせまる授業展開に努めました。
1学期の道徳の授業に関する1~8までのアンケート項目の結果を紹介します。
表中の「4月初め」「1学期」の数値は、4段階評価の「あてはまる」を4ポイント、「やや」を3ポイント、「あまり」を2ポイント、「あてはまらない」を1ポイントで全校生徒のデータを集計した平均値です。
「増減」の数値は、備考の欄に増減の状況を記号で表してみました。
△△は、大きく増加。△は、やや増加。▼は、やや減少。
多くの項目で4月初めよりアンケートの平均値が上昇しています。その中でも、項目2「自分の考え(思い)をもつことができた。」が大きく増加しており、生徒が道徳科の授業に、主体的に取り組んでいる様子が反映されたものだと思われます。引き続き、教職員一同、授業力向上を目指し、教師と生徒が道徳の授業を楽しめるように研修を深めてまいります。
一方、項目3「自分の考え(思い)を発言できた。」については、8項目の中で唯一、平均値が低下していますが、このことについては、様々な要因が考えられます。「特別の教科 道徳」ですから、他教科との授業の展開や形態が少し異なっていることに関係しているのかもしれません。または、新型コロナウィルス感染症への対応を優先した授業が長い期間続いており、自由で活発な意見交換をする活動の場が少ないことが影響している可能性も考えられます。その他では、生徒の特性で道徳の授業に対して発言を躊躇してしまう生徒、もしくは発言自体が苦手な生徒も存在します。見方を変えれば、教師側が生徒の発言を上手に引き出せていないことも考えられます。今後も、もった考え(思い)を伝え合う方法について更に研修していきたいと思います。
ただ、考え(思い)をもったことにより、生徒たちの心の中の変化が促された結果も出ています。項目4「人の意見を聞くことができた。」、項目5「他の人の考えと比べてみようとした。」、項目6「新しい考え等の発見があった。」、項目7「自分の考えが広がった。」、項目8「これからの生活に生かそうとした。」の平均値が増加しています。少しではありますが、生徒一人一人が自己と向き合い、より良い生き方を探求し始めたのではないかと(期待を込めて)思います。
今回の結果とその分析をもとに、今後の道徳科の授業改善につなげていきたいと思います。